ゴミを片手に帰る道のりの中、聖奈と景親君が交差点で立ち止まった 「じゃあ…俺ら、こっちだから。またな」 軽く手を上げる景親君の隣で、アンチ君の腕をガッチリ掴んでる聖奈 「俺は まだ余韻に浸りたいから!お前らだけで先、帰れよ!」 「余韻に浸りたいなら、てめぇもコッチだろうが!今から二次会だ!付き合え!!」 そう言って強引に連れて行かれるアンチ君は何故か涙目になっていた 救いの手を差し伸べる事もなく冷たい視線を送る汐月は、景親君に軽く手を上げて背を向けた