❁live your life❁



「…ありがとう。でも、平気だから」



力なく笑うしかなくって



アンチ君が私の心配をしてくれてるのは分かる



けれど、私には まだ時間が必要で…



だからといって、汐月から距離を取ろうとは思わない



矛盾した感情がグルグルと私の中で渦巻いていく



アンチ君と二人で、たこ焼きを手にして屋台を見て回った



「そろそろ戻ろうか」



アンチ君が時間を確認すると19時を回っていた