心配してくれてんだろうな…
「おぃーッす!お待たせ〜」
不穏な空気を消し去るかのような明るい声に皆、一斉に振り返った
「あれ…?何?その微妙な空気……」
「アンチ、てめぇ!空気読めよ!!」
理不尽な聖奈の言葉にアンチ君は訳が分からずに謝っていた
「ま、とりあえず移動しようぜ」
聖奈の肩に腕を回した景親君の一言で、場所取りしていた所まで移動する事になった
屋台が並ぶエリアから少し離れた所にブルーシートが広げられている
「皆で屋台とか見て回ろうよ。花火が始まる前に食べ物とかも買いたいし」
アンチ君の提案で屋台へと足を運んだ



