「悪ぃ、遅れた」 背後から汐月の声がして振り返ると、そこには弥生ちゃんの姿もあった 「須藤。誰?その子」 「あぁ、今 九州から遊びに来てるんだ。一人にさせるのも悪いし、せっかくだから連れて来た」 「初めまして、佐々木弥生です」 汐月の隣で頭を下げて挨拶をしている女の子を見て、景親君は少し驚いている 「九州の知り合いって……、男じゃなかったの!?」 そう叫んだ聖奈も景親君も、どうやら勘違いしてたみたいで二人して私の方を見た