「お母さん、浴衣ってないよね!?」
コーヒーを片手に雑誌を読んでる母親にまくし立てるように言う
「浴衣?あるにはあるけど…お母さんのお古よ?」
「それでいい!ちょっと見せて」
コトッとコーヒーをテーブルに置くと寝室へ入って行った
暫くして戻って来た母親の手には、レトロモダンの浴衣
白と黒の不規則な縦ラインに白、黒、紅の小さな梅の花が所々に描かれている
帯は深みのある赤で、白い草履の鼻緒も帯と同じ色だった
「可愛い!大正ロマンって感じでいい!!」
「そ?今にない柄だから、若い子には どうかなって思ってたけど…珠希が気に入ってくれたなら良かったわ」
母親から浴衣と下駄を借りて、バッグは自分が持ってる篭バッグを合わせた
あとは…髪型



