「いいよ、別に。楽しかったし」 「今週末の花火大会、お前も誘われてんだろ?次は必ず行くから」 汐月は、あの女の子の事に触れもしない まぁ…私が知ってる事、知らないから仕方ないのだけれど それでも、せめて海に行けなかった理由くらい教えてくれてもいいのに…… それとも、汐月にとって私は それだけの存在? 「お待たせ致しました。只今よりオープンします」 その声と同時にドアが開き、店内に一緒に入った筈の汐月の姿は人混みの中へと消えていた