「……綺麗だね。俺、こうやって海を見るの初めてかも」 視線は、そのまま真っ直ぐ海を見ながらアンチ君はポツリと呟いた 「……私ね、昔っから夕日が海に沈む瞬間を見るのが大好きなんだ」 「そうなんだ。そういや前に汐月も似たような事、言ってたな」 汐月…… それから私とアンチ君は一言も話さないまま夕日を眺めていた