❁live your life❁




これは重症だな




手を胸に当て、思わず ため息が出た



「どうした?」



そんな様子を見て 少し前屈みになった汐月は私の顔を覗き込んで、額に手を当てた



「……ッ」



心拍数上昇



「顔、赤いけど……熱はなさそうだな」



それは、あなたのせいなんだけど……



「平気。大丈夫だから」



何とか誤魔化し、その場を切り抜ける