❁live your life❁




話しが終わった後、聖奈と景親君は帰る支度をし始めた



どうやらデートに行く最中だったみたい


「頼む。今まで通り、『汐月』として接してくれ」



二人を玄関まで送った海月は頭を下げた



「ま、名前なんて ウチらは気にしないし。ね?カゲチー」



「そうだな。俺らは『汐月』としてのお前に出会ったわけだし。今更『海月』って言われてもな。それに、お前はお前だろ。名前なんて気にすんな。俺らは、お前とダチになったんだからよ」



ポンッと肩を叩き、笑顔を見せた二人に海月は頭を下げたまま震えていた