❁live your life❁



手加減というものはなく、木製のバットで容赦なく殴られ意識は、途切れ途切れで…このままじゃ助からないかもって本気で思った


殴られている間、印象に残ってるのは、男の拳に入った蛇の入れ墨と目尻に光るピアス、そして中指に嵌められたドクロの指輪


そんな時


『もう、止めて下さい。お願いします』



そう言って、俺の為に頭を下げている姿が視界に入った




それでも、アイツらはニヤニヤ笑いながら



『そこまで言われたら、止めてやってもいいぜ?ただし、お前がコイツの代わりになればの話だがな』




ギャハハと下品に笑いながら、そう言った




『本当ですか?』



男達は俺だけを残して去って行った



俺の片割れと共に