【短編】眠り姫に口付けを。





一つの席を取り囲む。


金髪やら茶髪やらの濃い女達。




…やっぱり、


僕の予想は的中してた。




「──ッ…四季!!」


「リエ…これはどういうこと?」



僕の問い掛けに答える様子も見せず、


ただ目を見開いている。




「ねぇ?」


グイッと距離を縮める。




「だ…だって……、コイツのせいで四季が変になった!!」


「最近の四季…おかしいよ?マジ本当に、どうしちゃったの…っ?」