【短編】眠り姫に口付けを。





自分でもどうしてこんな…


根拠の無い行動をしてるのかが分からない。




だけど、これは



僕の心が変わっているという。



そんな現象の証明みたいなものだったのかな、





─ガラガラッ!!



勢いよくドアを開けて教室内を見渡す。


そしてすぐ“その場所”に駆け寄った。




「なに、…してんだよ」


その僕の言葉にビクッと身体を強張らせて、



怯えた瞳が僕を見たけど。