【短編】眠り姫に口付けを。





それで決まって君は僕が笑うと、



「笑わないでっ!」


怒る。




けどそんな怒った君の表情でさえも

面白くてワザと怒らせるような事を言う僕は、



きっと小学生の男子レベルだ。


「ごめんごめん」


とにかく最近はこの時間が楽しくて。



ただ授業をサボってるのは良くないかもしれないけど。



どうせつまらない授業をつまらない教室で受けるくらいなら、


此処に来て彼女と居た方が楽しい。