【短編】眠り姫に口付けを。





いつもはこんなこと。



気にもしなかったのに…



今日の僕は一体どうしたんだろう何て思いながら、


車内に乗り込む。



適当に見渡して空いている席に座って。


揺られて、



日が落ちたこの時間帯のせいで、

ぼんやりした自分が電車の窓ガラスに映った。