身近な友人であったり、 誰よりも心を委ねた相手でも。 変わらずにある想い。 それ自体が存在しないんだから。 「言葉には出来ないよ……きっと、その相手のどんな所も受け入れられるんじゃないかな」 すると彼女は目を閉じた。 「相手が悲しかったら自分も悲しい」 「嬉しかったら…嬉しい」 「笑ってたら自分も笑顔になれて」 そう、どこか嬉しそうに。 そんな彼女の横顔を寝そべったまま見つめる。