ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

半年前には彼氏すらいなかったのに…。

「誰と?」

俺は平然を装って返信してみた。

「前に付き合ってた人」

なるほど・・・

復活して勢いで結婚ですか・・・

「とりあえずお祝いしよう、うちにこいよ」

「分かった」

奈緒と久々に会い寿司とビールで祝った。

「奈緒―、おめでとう!」

恵美が乾杯の音頭をとる。

「ありがと・・」

「よかったじゃん」

「うん」
恵美は嬉しそうにいろんなことを聞いていた。

奈緒も楽しそうに答えてた。

でも・・

俺には分かったんだ。

―奈緒は何か言いたそうにしてる。

・・恵美の手前、本音で話せない。

俺は言った。

「奈緒、外に飲みにいくか?」

奈緒は俺を見て自然に微笑んだ。