ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

「うし」

「じゃーんけーんぽん」

「じゃーんけーんぽん

「あたしのかーちー」

「なっ。俺、相変わらずだろう」

「うん♪」

俺は昔からじゃんけんは最初にグーを出すって決めていた。

奈緒がそれを覚えているか確かめたんだ。

―そして覚えていた。

「ちゃんと、ない胸くっつけろよ」

「脱ぐとすごいんですー」

「あほ抜かせー、何枚パッドいれてんだ」

「私の勝手ですー」

そんな話をしながら40分くらいかけてのんびりと奈緒の家に向かった。

途中、色んなことを話したよ。

【ずっと我慢していた気持ち】

【なぜ我慢していたのか・・・】

【俺たちが夫婦だったら・・・】

俺たちは向かいあい、心の底から言いあった。

そして帰り際に奈緒と見つめあった。

キスするかしないか・・・・・

俺は沈黙を破り言ったんだ・・