ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

酔っ払ってくだらない話を楽しんだ。

そのあとにカラオケにも行った。

奈緒は歌が上手い。

歌手志望だっただけはある。

まあ俺も将棋が上手いが・・・。

ここでは関係ない。

奈緒はアンルイスの

<ああ無情>

を歌っていた。

きーれいでしょ~ ひーらひらと いい女でしょ!

酔っ払い・・・

カラオケも終わり、深夜の2時くらいにあっという間になった。

「奈緒、花火でもするか?」

「うん。真冬に花火ってのもオツですな~、・・・売ってんのか?」

「さあ?、しらねー、なかったらアイスでも買えばいいじゃん」

しかし、酔っ払いの俺たちの気分に、今どきのコンビニは答えてくれた。

俺たちは花火を買って、二人で公園に行き震えながら花火をした。

寒いながらもホノボノした時間が流れる。

なんだか不思議な感じだ。

星が綺麗な冬に花火・・・

異次元というか世界に二人だけしかいないようだった。

恵美とはこういう雰囲気にならない・・。

奈緒との特別な感覚である。

暫くして<ポツリポツリ>と奈緒が口を開いた…