ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

「美月にしたんだ、みつき。美しい、月。どう?」

「へ~、なかなかのセンスじゃん。恵美が考えたんでしょう?、まさか瀬那じゃないよね。」

「はい!奈緒さんに質問!」

「どうぞ、瀬那君」

「君は、僕のセンスの100分の1くらいしか知らないと思います。」

「はい、瀬那君に質問!」

「どうぞ、奈緒さん」

「それで十分です。」

「あっそ!?」

恵美は二人のやりとりを微笑ましく見ていた。

瀬那は奈緒が

本当に割り切れたんだなと思った(だが実際はそんな簡単ではなかったらしい)。

久々に奈緒と会って3人で暫く話していた。

すると美月が泣きだした。

オムツの交換だ。

恵美が隣の部屋でオムツを交換していた時に、ふと奈緒を見ると寂しげな顔をしている。

「ん? どした?」

「赤ちゃんかわいいね」

「ああ」

「私もお母さんになりたいな…」

そういえば奈緒は母性本能が強い・・

子供大好きだし

「そのうちいい人が現れるよ」

「瀬那よりも?」

恵美に聞こえないように奈緒は言い、舌をだした。

やっぱ可愛いよな、こいつ。