「瀬那・・幸せになってね」
その言い方は、周りが気づいてしまう<言い方>だった。
周りが少しざわついた。
俺は奈緒を見つめてたよ。
そしてしばらくして目をそらした。
俺達は気持ちは通じあっているのにずっと行動はすれ違ったままだった…
素直な気持ちを伝えられず、自分たちの幸せの為に恵美を傷つけられない。
親友を裏切ることはできない。
どっちにしろ傷つけているのに…
平和を選ぶこと、自分達が我慢すれば済むこと、それが正しいと思っていた。
それが関わる人みんなの幸せなことだと…
【いつか後悔するんじゃないか】
そんな気持ちもあったさ。
でも・・・
奈緒と俺は同じ性質をもつ人間。
頑固で我が儘で自己チューで素直じゃない。
さらに理屈っぽいくせにいい加減。
でも気持ちは一緒だ・・・
そして
<恋人には適しているが夫婦には適さない>
だから俺は恵美を選んだんだ。
・・・それでいい。
こうして二人にそれぞれの道ができ、別々の道を歩き始めた。
その言い方は、周りが気づいてしまう<言い方>だった。
周りが少しざわついた。
俺は奈緒を見つめてたよ。
そしてしばらくして目をそらした。
俺達は気持ちは通じあっているのにずっと行動はすれ違ったままだった…
素直な気持ちを伝えられず、自分たちの幸せの為に恵美を傷つけられない。
親友を裏切ることはできない。
どっちにしろ傷つけているのに…
平和を選ぶこと、自分達が我慢すれば済むこと、それが正しいと思っていた。
それが関わる人みんなの幸せなことだと…
【いつか後悔するんじゃないか】
そんな気持ちもあったさ。
でも・・・
奈緒と俺は同じ性質をもつ人間。
頑固で我が儘で自己チューで素直じゃない。
さらに理屈っぽいくせにいい加減。
でも気持ちは一緒だ・・・
そして
<恋人には適しているが夫婦には適さない>
だから俺は恵美を選んだんだ。
・・・それでいい。
こうして二人にそれぞれの道ができ、別々の道を歩き始めた。



