ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

「そうだな、なんで俺たち別れたんだっけ?」

「うーん、なんだろうね?瀬那が女見る目ないんじゃないの?」
奈緒はそういい笑った。

久しぶりの奈緒の雰囲気に俺はドキドキした。

そのことを悟られないようにスキー場に向かって車を運転した。安全に・・・(やばい情が入る …)。

「ねえ、ちょっと瀬那変わった?」

「ん?何が?」

「んー、雰囲気。昔みたいなドギマギした感じがないというか壁があるというか・・、大人になったのかな?」

「・・・昔とかわんねーよ」

「んっ そっか。恵美とは上手くいってる?」

「ああ 一応な。」

「そっかー、それはいいことだ」

奈緒は何かを匂わしてたよ・・・

スキー場に着く頃には俺たちはすっかり緊張感はなくなり昔に戻っていた。

周りにカップルがいっぱいいたせいかもしれないし、

知ってる人がいないと安心していたせいもある。

ゴーグル・帽子・・・

そりゃ安心だよな、誰だかわかんねー。

俺たちは周りに負けないように、

一目をはばからず普通に恋人同士みたいに手をつないだり、

奈緒が転んだときには手をとって起こして勢い抱きしめたり・・・