俺ははっきり言った。
心の中では自分を偽善者だと思っていたな。
「あたしは大丈夫だから」
電話口で恵美は「クスッ」と笑った。
奈緒と二人でスノボ・・・
奈緒も恵美のことを心配しながら・・
でも、やめとこうとは言わなかった。
恵美に何か思惑があるのか気になったのと、
ちょっと悪いかなという気持ちはあったが、
奈緒と久しぶりのデート…。
奈緒も思うところは同じだったと思う。
それぞれの思いが交錯する。
―
「おはよー」
「おはよ」
「今日はお手柔らかに・・・」
「こちらこそ」
俺達は長野のスキー場に向かった。
恵美の気が変わらないように足早に。
初めのうちやはり車中は相当にぎこちなかったけど徐々に昔に戻る。
・・お互いに本音はださないまま。
心の中では自分を偽善者だと思っていたな。
「あたしは大丈夫だから」
電話口で恵美は「クスッ」と笑った。
奈緒と二人でスノボ・・・
奈緒も恵美のことを心配しながら・・
でも、やめとこうとは言わなかった。
恵美に何か思惑があるのか気になったのと、
ちょっと悪いかなという気持ちはあったが、
奈緒と久しぶりのデート…。
奈緒も思うところは同じだったと思う。
それぞれの思いが交錯する。
―
「おはよー」
「おはよ」
「今日はお手柔らかに・・・」
「こちらこそ」
俺達は長野のスキー場に向かった。
恵美の気が変わらないように足早に。
初めのうちやはり車中は相当にぎこちなかったけど徐々に昔に戻る。
・・お互いに本音はださないまま。



