でも、その気持ちは隠して恵美と付き合い続けたんだ。
恵美を嫌いになったわけじゃない。
それに人を傷つけることは俺には出来ない。
身をもって体験したからこそ絶対に出来ない。
奈緒も同じ気持ちだったと思うが感情にださなかった。
友達を裏切れない・・・
そして恵美は俺と奈緒の話題にはなるべく触れないようにしていた。
俺と奈緒の雰囲気に恵美はうすうす気付いていたんだろう。
女心は敏感だ。
恵美がある日、急にこう言った。
「奈緒が孝次と付き合ってる時、どうしてもエッチは嫌だったんだって、だからどうしたと思う?聞きたいー?」
「別にー。なんで俺にそんなこと言うんだ?」
「べっつにー」
なぜ恵美がそんなことを言ったか…
奈緒に俺を取られたくない心理が働いていたという。
確かにそんな感じがするときが度々あった。
恵美が奈緒と俺を元サヤにしないようにしていたというのは、
後から恵美の他の友人によって知った。
そんな3人の気持ちが微妙に揺れ動いていた頃・・
―
2月に俺は恵美と奈緒と三人でスノボに行くことになった。
恵美を嫌いになったわけじゃない。
それに人を傷つけることは俺には出来ない。
身をもって体験したからこそ絶対に出来ない。
奈緒も同じ気持ちだったと思うが感情にださなかった。
友達を裏切れない・・・
そして恵美は俺と奈緒の話題にはなるべく触れないようにしていた。
俺と奈緒の雰囲気に恵美はうすうす気付いていたんだろう。
女心は敏感だ。
恵美がある日、急にこう言った。
「奈緒が孝次と付き合ってる時、どうしてもエッチは嫌だったんだって、だからどうしたと思う?聞きたいー?」
「別にー。なんで俺にそんなこと言うんだ?」
「べっつにー」
なぜ恵美がそんなことを言ったか…
奈緒に俺を取られたくない心理が働いていたという。
確かにそんな感じがするときが度々あった。
恵美が奈緒と俺を元サヤにしないようにしていたというのは、
後から恵美の他の友人によって知った。
そんな3人の気持ちが微妙に揺れ動いていた頃・・
―
2月に俺は恵美と奈緒と三人でスノボに行くことになった。



