それから恵美とずっと話し、対面にいる奈緒には目もくれずに盛り上がった。
俺は酒に酔い、恵美に酔い、自分に酔い・・・
―恵美に膝枕をしてもらっていると(奈緒の反応を見たい気持ちもあった)、
反対側からオシボリが飛んできて俺の顔面をかすめた。
「うわ!」
俺が恵美の膝から顔をあげて、オシボリの飛んできた方向を見ると、
孝次の隣でつまらなそうに座ってふて腐れてる奈緒が投げてきていた。
「なんだあいつ?」
俺が恵美に聞くと
「さあ? どうしたんだろうね?聞いてみれば?」
と、恵美は笑っている。
「奈緒・・、なんだよ!」
俺が奈緒に向かって軽くオシボリを投げ返すと、奈緒は無言ですぐに投げ返してきた。
「オイオイ」
俺もちょっとカチンときて投げかえす。
徐々に俺たちは昔の様に意地の張り合いみたいになった。
周りからは
「どうした?」
「やめなよー」
と止められるが、余裕で笑ってる女が一人いた。
隣にいた恵美だ。
俺は酒に酔い、恵美に酔い、自分に酔い・・・
―恵美に膝枕をしてもらっていると(奈緒の反応を見たい気持ちもあった)、
反対側からオシボリが飛んできて俺の顔面をかすめた。
「うわ!」
俺が恵美の膝から顔をあげて、オシボリの飛んできた方向を見ると、
孝次の隣でつまらなそうに座ってふて腐れてる奈緒が投げてきていた。
「なんだあいつ?」
俺が恵美に聞くと
「さあ? どうしたんだろうね?聞いてみれば?」
と、恵美は笑っている。
「奈緒・・、なんだよ!」
俺が奈緒に向かって軽くオシボリを投げ返すと、奈緒は無言ですぐに投げ返してきた。
「オイオイ」
俺もちょっとカチンときて投げかえす。
徐々に俺たちは昔の様に意地の張り合いみたいになった。
周りからは
「どうした?」
「やめなよー」
と止められるが、余裕で笑ってる女が一人いた。
隣にいた恵美だ。



