ソウルメイト~男女の親友ってあるの?


夏も終わりに近づいた頃、俺はアパートに友達を呼んだんだ。

小学生の頃からの親友の吾郎を。

吾郎は決してモテるタイプではなかったので、嫉妬深い俺も安心して呼べた。

吾郎は無口なタイプでさえない男。

彼女だっていたためしがない。

もちろん俺には他にモテる友達もいたが、呼ぶ気には到底なれなかった。

涼子をとられたくないという自信のなさの表れ・・・。

だが、結果から言うと吾郎に涼子を寝とられたんだ。

甘かったというべきか、仕方なかったのか…

俺は人生で1番落ち込んだ。

いや、落ち込んだなんて簡単なことではなく、自殺したっておかしくなかった。

死ぬことなんて俺の傷ついた心に比べれば、痛くも痒くもないと思っていたんだから・・

【なんなんだよ・・・、これ】

俺は自暴自棄になっていたが、ひとつだけ確信はあった。

涼子と吾郎は長続きしないということ。

そしてそれは当たる。

ものの数ヶ月で二人は別れたんだ。

そして俺の心を癒す唯一のことでもあった。

<ざまあみろ>