幸雄が噂を聞いてねえわけがなかった。
なんてったって奈緒と幸雄の情報を俺の耳に入れたのは
一つ下の幸雄の弟、二郎だったんだからな。
二郎に聞いたのはいつだったか・・
幸雄が学校を休んだ日だった。
「あ 瀬那先輩 こんちわー」
「おー 二郎 今日幸雄は?」
「バックレっすよ」
「…だろうな」
「あ!瀬那先輩」
「あ?」
「なんか兄ちゃん、最近すげー女癖わるいんすけどー」
「女癖?何いまさら心配してんの?昔からだろ?」
「あ、そーじゃなくて、冗談じゃなく…」
「…なんだよ」
「彼女いるのに別の女と遊ぶことがおおくてー」
「あ、奈緒だろ? ありゃマジじゃねーから大丈夫、大丈夫」
「けど奈緒先輩、すげー好きだけど彼氏って他にいるとか聞いたから」
「? 俺って?」
「だから冗談じゃなくー」
「てめー、一回ぶっ殺すぞ」
「えー、瀬那先輩、奈緒先輩狙ってたとか?」
なんてったって奈緒と幸雄の情報を俺の耳に入れたのは
一つ下の幸雄の弟、二郎だったんだからな。
二郎に聞いたのはいつだったか・・
幸雄が学校を休んだ日だった。
「あ 瀬那先輩 こんちわー」
「おー 二郎 今日幸雄は?」
「バックレっすよ」
「…だろうな」
「あ!瀬那先輩」
「あ?」
「なんか兄ちゃん、最近すげー女癖わるいんすけどー」
「女癖?何いまさら心配してんの?昔からだろ?」
「あ、そーじゃなくて、冗談じゃなく…」
「…なんだよ」
「彼女いるのに別の女と遊ぶことがおおくてー」
「あ、奈緒だろ? ありゃマジじゃねーから大丈夫、大丈夫」
「けど奈緒先輩、すげー好きだけど彼氏って他にいるとか聞いたから」
「? 俺って?」
「だから冗談じゃなくー」
「てめー、一回ぶっ殺すぞ」
「えー、瀬那先輩、奈緒先輩狙ってたとか?」



