辺りはすっかり暗くなって。よくはわかんなかったけど、
一瞬奈緒は淋しそうな表情をした。
「でも、そうやって言われると、ああ友達なんだよなって実感させられるの」
「奈緒、俺―」
すぐに言い出したかった。
俺・・・奈緒をただの友達なんて思ってねーよ
俺…奈緒のことずっと前から好きだったよ
俺…もっと早く言いたかったんだよ
けど、今までいくつも考えたはずの言葉が寸前のいまじゃ真っ白なんだよ。
たった一言ですんじまうはずなのに言葉にならねー
「おれ…なんつったらいいんだ。」
「瀬那?」
「俺の言いたいこと分かるだろ?」
「瀬那…」
「・・・うん。でも、そんなに無理しなくていーよ」
「無理じゃねーよ」
「瀬那―」
「無理じゃなくてちゃんと言いたいんだよ。
―けど、言葉になんねーっつうか
・・てれちまうっつうか」
「あはは。ありがと、瀬那」
「ちょっと待って。ちゃんと言うから」
「うん。」
一瞬奈緒は淋しそうな表情をした。
「でも、そうやって言われると、ああ友達なんだよなって実感させられるの」
「奈緒、俺―」
すぐに言い出したかった。
俺・・・奈緒をただの友達なんて思ってねーよ
俺…奈緒のことずっと前から好きだったよ
俺…もっと早く言いたかったんだよ
けど、今までいくつも考えたはずの言葉が寸前のいまじゃ真っ白なんだよ。
たった一言ですんじまうはずなのに言葉にならねー
「おれ…なんつったらいいんだ。」
「瀬那?」
「俺の言いたいこと分かるだろ?」
「瀬那…」
「・・・うん。でも、そんなに無理しなくていーよ」
「無理じゃねーよ」
「瀬那―」
「無理じゃなくてちゃんと言いたいんだよ。
―けど、言葉になんねーっつうか
・・てれちまうっつうか」
「あはは。ありがと、瀬那」
「ちょっと待って。ちゃんと言うから」
「うん。」



