ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

いっちまったなら

どういう形でも
連絡があるって信じたかった。

「ごめんな、すぐに話せなくて」

「…しかたないのかなあ?こんなに早く離れちゃうこと」
「もっと遊びたかったな」

奈緒に比べて俺はガキっぽい言い方しかできねーで、

それでもその言葉が精一杯の俺の気持ちだったから、

口にしないでいられなかった。

「うん。もっと遊びたかった。だけど、また会えるよね」

「幸雄が死ななきゃね」

「プレゼント 買って送ろうか?」

「賛成!」

「じゃあ、買い物付き合ってね」

「俺もいくのかよ!?」

「…やなの?」

「あ、わかりましたよ。行きますよ。連れてってくださいよ。お願いしますよ」

「あははっ、笑っちゃう」

「っるせー」

奈緒と次の土曜、二人で買い物に行くことになった。

俺はここで一つ決心した―。