ソウルメイト~男女の親友ってあるの?



奈緒は瀬那の家から少し離れた場所でタクシーを降りる。

瀬那の街、私たちの街…

何年もご無沙汰だもん。

奈緒は街をゆっくりゆっくり歩いた。

風が奈緒に纏わりつく、

それが奈緒を向かえているかのようで、心地よかった。

bondの前を通る。

まだ、営業前。

マスター元気かな?

相変わらず変なのかな?

奈緒はクスッと笑った。

みんなで集まった居酒屋の前も通った。

愛華…

勇気…

そっちはどう?

私、帰ってきちゃった。

やっぱ瀬那の近くにいたいの・・・

奈緒は笑みを浮かべ、瀬那の家に近づくにつれて、軽い足取りで跳ねるように歩きはじめた。