ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

桜井の記憶がどのくらいさかのぼっただろう。

「そんなに乱暴なマネしないで!全部…私の…大事な物なの。」

子供のように泣きじゃくる奈緒にふと気付いた。

桜井は我に返った様に

奈緒に駆け寄る。

「・・・すまない。怪我しなかったか?」

奈緒は小さくうなづく。

落ち着いてきた空気の中で奈緒は悟った。

瀬那を失った。

これから桜井を失う。

そして
やがて理想を失う。

「私たち、なんだったんだろう…?」

奈緒は

肩から力が抜けていくのが分かった。

「初めからわかってたんだよな・・・」

桜井は床に落ちた写真を見て呟いた。