今は確かめてる状態なんだ奈緒だって気持ちが揺れてるに決まってるよ
そういうのは本当にすぐ分かったんだ。
佐藤への愛情と、
幸雄への愛情に近い友情と
俺への…何か
何かが伝わってくるのは分かってたよ、
けど、それが愛情なのか友情なのか、
それ以外なのか
わけわかんねー
奈緒は自分の気持ちを選んでいるよ、今。
だから俺のことを待つことも
迷ったあげく 部屋に入ったことも
俺と こうやって 毛布にくるまって話し合うことも
…平気なんじゃねーか?
俺は自信過剰になってたよ
【俺のことを思ってるかもしれねえ】
そうじゃなきゃ、こんな大切な日に、それも雨の中俺の帰りを待ってられるか?
長い無言の間、俺の頭ん中は奈緒に聞きてえ事でいっぱいだった。
「電話で何話してんの?」
結構気にかかってることだった。
それに…
奈緒が隠そうとした幸雄との電話、
何を話してんのか探りたくなるのも当たり前だった。
「何って…お互いのことばっかりだよ」
「好きな奴のこととか?」
俺は知らないうちに奈緒を責めてた
「佐藤君のこと言ってるの?」
そういうのは本当にすぐ分かったんだ。
佐藤への愛情と、
幸雄への愛情に近い友情と
俺への…何か
何かが伝わってくるのは分かってたよ、
けど、それが愛情なのか友情なのか、
それ以外なのか
わけわかんねー
奈緒は自分の気持ちを選んでいるよ、今。
だから俺のことを待つことも
迷ったあげく 部屋に入ったことも
俺と こうやって 毛布にくるまって話し合うことも
…平気なんじゃねーか?
俺は自信過剰になってたよ
【俺のことを思ってるかもしれねえ】
そうじゃなきゃ、こんな大切な日に、それも雨の中俺の帰りを待ってられるか?
長い無言の間、俺の頭ん中は奈緒に聞きてえ事でいっぱいだった。
「電話で何話してんの?」
結構気にかかってることだった。
それに…
奈緒が隠そうとした幸雄との電話、
何を話してんのか探りたくなるのも当たり前だった。
「何って…お互いのことばっかりだよ」
「好きな奴のこととか?」
俺は知らないうちに奈緒を責めてた
「佐藤君のこと言ってるの?」



