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「奈緒―、どうしたの?そんな腫れぼったい目をして」
12時を過ぎ、勇気も恵美もいなくなったBARで、一人飲んでいた奈緒が振り返ると、
奈緒の結婚直前に喧嘩別れした親友の美奈子だった。
「その顔は、瀬那となんかあったんでしょ」
いきなり言い当てる美奈子。
「あんた昔から瀬那には泣かされてたからねー、すぐ分かる」
そう言って美奈子は笑った。
「…ウソみたい。美奈子?…美奈子!」
奈緒は嬉しかった。
ごめんなさい、ごめんなさい、奈緒は感情のコントロールが出来ずに泣きまくった。
「アンタがバカなの!分かってるでしょ?」
美奈子は泣きじゃくる奈緒の頭をヨシヨシと撫でてそっと笑ったが、すぐに真面目な表情に戻った。
美奈子と奈緒は小学校からの幼なじみだ。
奈緒の結婚が決まるまで何度もいざこざしたが
こんなに長く連絡を取り合わなかった事はなかったのに。
見た目は奈緒の方がしっかり者に見られたが、
中身は美奈子の方がいつでも正しかった。
「奈緒。やっぱり瀬那が好きなの?」
奈緒は<うん>、とうなづいたが、どうしても美奈子の顔色を伺ってしまう。
また間違ってる、と言われるのが奈緒は怖かった。
「ふ~ん。」
美奈子は奈緒から離れ
マスターにバーボンロックとチョコレートを頼んだ。
「じゃあなんであんな人と結婚したの?」
「奈緒―、どうしたの?そんな腫れぼったい目をして」
12時を過ぎ、勇気も恵美もいなくなったBARで、一人飲んでいた奈緒が振り返ると、
奈緒の結婚直前に喧嘩別れした親友の美奈子だった。
「その顔は、瀬那となんかあったんでしょ」
いきなり言い当てる美奈子。
「あんた昔から瀬那には泣かされてたからねー、すぐ分かる」
そう言って美奈子は笑った。
「…ウソみたい。美奈子?…美奈子!」
奈緒は嬉しかった。
ごめんなさい、ごめんなさい、奈緒は感情のコントロールが出来ずに泣きまくった。
「アンタがバカなの!分かってるでしょ?」
美奈子は泣きじゃくる奈緒の頭をヨシヨシと撫でてそっと笑ったが、すぐに真面目な表情に戻った。
美奈子と奈緒は小学校からの幼なじみだ。
奈緒の結婚が決まるまで何度もいざこざしたが
こんなに長く連絡を取り合わなかった事はなかったのに。
見た目は奈緒の方がしっかり者に見られたが、
中身は美奈子の方がいつでも正しかった。
「奈緒。やっぱり瀬那が好きなの?」
奈緒は<うん>、とうなづいたが、どうしても美奈子の顔色を伺ってしまう。
また間違ってる、と言われるのが奈緒は怖かった。
「ふ~ん。」
美奈子は奈緒から離れ
マスターにバーボンロックとチョコレートを頼んだ。
「じゃあなんであんな人と結婚したの?」



