ソウルメイト~男女の親友ってあるの?

<friends of long standing・古い仲間>

降りしきる雨を仰ぎ

瀬那はずっと歩いていた。

街をどこへ行くワケでもなく、ずぶ濡れになりながら。

どれくらい歩いただろう。

向かいから突然傘をさしかけ現われたのは見覚えのある顔―

昔、ケンカ別れをしたままの同級生、三上(みかみ)だった。

ケンカの理由など、とうに忘れて覚えていないが、

誰よりも瀬那の性格を知っている親友中の親友だった。

「…瀬那、…だよな?」

瀬那は

酔ってるせいなのか、大雨が目に入っていたのを放っておいたせいなのか、

ぼやけた目が、焦点を合わせるのに時間がかかった。

「どうしたんだよ?ずぶ濡れじゃねーか!?」