10人家族になりました!

「おはよー。
今日はいつもに増して優雅じゃん!」

眠気を抑えてながらリビングに行くとすでにリビングにはすでに怜姉と柚姉がいてテーブルに向かって飲み物をすすっていた。
怜姉は紅茶、柚姉はオレンジジュース。
二人が同じ双子だって信じられないくらい性格も見た目も正反対のふたり。

「珍しいじゃん、詩が早起きなんて!
天地がひっくりがえりそう!!」
もうっ!!柚姉ってほんとに意地悪なんだから!!
「だって今日、新しい家族がくるんだよ?
へー、柚姉は楽しみじゃないんだー?」
「ごめんごめん!!
私だって楽しみすぎて寝てられないよ〜!
な、怜?」
「さーな」と言い怜姉はカップを置きながら静かに「練習してくる」と言い残して部屋を出ていった。
「全くっ!素直じゃないんだから」
げらげら笑いながら「あたしも昨日のダンスの合わせ動画見直しとこ」と言いながらスマホを手にする。
見ての通り二人とも忙しい。
怜はプロのピアニスト。
柚はヒップホップのダンサー。
雑誌の取材とかもされてるらしい!

さーてと、私はパパと依のこと起こしてこよーっと。