チケットはあらかじめ買っておいてくれたというので、そのまま売店に行き、ドリンクとポップコーンを買うことになった。
「槙田ちゃん、ポップコーンは何味がいい?」
ポップコーン、私はキャラメル派。
だけど大西くんは、たしか甘いものが苦手って聞いた覚えがある……。
「私は何味でも!大西くんが選んで?」
「そう?じゃあ、キャラメルでいい?」
「え……っ!!」
「あれ、キャラメル味は嫌いだった?」
「いや、大好き、だけど……」
「じゃあ決まり。あとドリンクは〜」
大西くんはキャラメルポップコーンと、私のオレンジジュース、大西くんはコーラを注文してテキパキとお会計を済ませてくれた。
二人分のドリンクとポップコーンの乗ったトレーを持って、スクリーンの入り口へと歩いていく大西くんの後ろを追いかけた。
「もう開場してるね、入ろう」
スマホを取り出し、コードを提示して中に進んでいく大西くんの後を追うことで私は一杯一杯だ……。
なんていうか、さすが大西くん。
ここまでの流れが完璧すぎる……!!
