私の浴衣は、紺色の生地に白の桔梗が刺繍されてある浴衣だった。 お母さんが貸してくれたのだ。 「真くんも…かっこいいよ」 「ありがとうな」 クスクス笑う彼に、少しズルいと思った。 なんだか私だけ損してる気分。 それは嫌だから、彼の耳元に顔を近づけて、囁いた。 「今日は、真くんと一緒にいられて幸せだよ」 すると、不意打ちにより真くんは顔はりんご飴みたいに真っ赤に染め上げた。 「〜〜ズルいやろ」 クスクスと笑い返して上げた。