夏色物語


「…あのさあ、
そんなに痛むわけ?
私そんなに強くやってな…」

「あ゙ーいっでえー。
まだズキズキするー。こりゃ
腸もぶっこわれたなー」

 わざとらしく痛みを
訴える変態はまだ私の肩に
しっかりと腕をかけている。

 コイツ…重い。
いろんな意味で。

「で?アンタはどこに行きたいの?
天国までならタダで送ってあげるわよ」

「おっそろしーこというね、
宇美ちゃん」

「誰に断って私の名前を呼ぶわけ?」

「いーじゃん」

 ニカッと笑うソイツはもっと
私にくっついてきた。

「ちょっ、重いって。まじで!
寄るな、バカ」

「あ、そーだ!海行こうよ!」