夏色物語


 放課後。

 真美には先に
帰ってもらい、私は
後に約束された待ち合わせ場所、

体育館裏

に向かった。


「ほー…体育館裏ね。
河原じゃないんだ?」

 体育館裏にはまだ
変態は来ていなかった。

「人を呼んでおいて遅れるとか
ありえないんですけど」

 ブツブツ漏れる文句。
でもこうして先に来ていれば、
アイツより先に攻撃を
仕掛けることができるかもしれない。

 ここは得意の跳び蹴りを
一発かませてやるとしよう。

 密かな妄想中に

「よ」