―真理恵―




昨日、陸君がキスしてた。

あたしの知らない女。。


陸君が言ってたっけ?


あの子が“彼女”だって。

陸君、あたしにいないって言ってたのにやっぱいたんだ…


この世界を知らない一般の女…


なんでなの?


こんなにも好きなのに…


あんな女より…


あたしの方が綺麗なのに…
大人なのに…


なんで??












…決めた…
















あたしは、駆け足でドリームの楽屋へ向かった。












ノックをし忘れ、そのままいきよいよく扉を開けた。



目の前であたしを見て目を見開いている啓君と雅紀君。。


あたしは、わざと声を高くさせながら二人を見上げる。。


そして、啓君を呼び出した。