―陸―




「あ〜〜今日どうしよ〜!!」




ある歌番組の仕事で暫くの間楽屋で時間つぶし…


俺はテーブル上にくた〜と手をぶら下げて頬をテーブルにくっつけた。


「何がだよ。」


「そんな顔したらかっこいい顔が台無しだよ?」


二人とも俺に話しかけるのは良いものの、二人には心配する気持ちはまったくない。。


「別に俺元からかっこよくねぇよ!」


「うざーい!聞いたぁ?雅紀〜」


髪の毛を整えてる雅紀に駆け寄って俺にイヤミを言うみたいに声をあげた。


「…啓は、陸の気持ちを全然分かってないんだね?」

ポンと啓の肩を軽く叩く雅紀は、ため息をついて俺を見た。


「言わないだけで自分でもちゃんと自覚してるよ。自分がかっこいいってこと!ね?そうでしょ??」


死ね。