アイドル彼氏





「そうですか…。ならいいんですけど…静かすぎません?」


桜坂さんは、俺と啓を交互に見て言った。


「…別に疲れてるだけですよ。。」


俺は、笑って誤魔化した。

啓は、


「雅紀〜寒い〜。」


窓全開にしている雅紀に言った。


確かに寒い。。


「俺は暑いんだよ。」


また真顔かよ…


てか、今冬だぜ??


「風邪ひくぞ〜」


俺は、後ろを振り返って言った。


「…暑いのに。。」


しょんぼりした雅紀は、窓を閉めるボタンをため息混じりで押した。


「お前頭おかしいんだよ。雅紀〜陸病か?!」


「おい。」


「陸病いいなぁ〜て、俺陸病!?」


ちょっと嬉しそうな雅紀に俺は何も言えなかった。