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「…んで?あんたの王子様は嘘ついたってこと?」


「うん…多分…。」


自分の家なのに落ち着かない…


なんでだろ?


「わかった。ちょっと整理しよ?」


そう言って千和は、ブツブツ呪文を唱えるように呟いていた。


あたしは、昨日の記憶を思い出してみた。


けど、


あの話しは、どっちを信じていいんだか…


分かんない。。


陸?それともri‐ku?


やっぱ…


分かんないよ。。


陸の考えてることなんて。さっぱり分かんない。




「ねぇ…陸君とあんたいつ出会ったの?」


出会い??


「…んー…出会ったのはねぇ…確か陸の友達があたしの幼馴染みで紹介された的な感じ。」


そもそもあたし達に出会いっていうほどのことなんてない…


ただ…


紹介されて付き合っただけだった。。