―静香―


「しーずかー!!」


ドンドンドンッ―…


だぁれだよーー!!!


「しーずかぁ!」


「おい!うるせぇよ!」


ん???


誰……二人?


あたしは、ゆっくりソファから起き上がって玄関に向かった。


「どちら様ー?」


ガチャッ


「チースッ!」


んあ??


目の前に立っていたのは顔を真っ赤に染めてフラフラな裕也と……


「どうも…啓です。」


啓くん……?!!


「えっなんで…?」


「入れてー!」


うわっ酒くさっ!!


「ちょっと裕也!??」


裕也はあたしに抱きつくと後ろに立っていた啓くんに

「啓ー…寝るわ。。」


とか意味分かんないことを言ってそのままあたしから離れて玄関に倒れた。


「裕也!??」