「静香!何ボーとしてんの??」


ドアップ裕也に固まって言葉が出ないあたし。


「あれ?静香??」


はっと我に返るあたしは、

ドンッ


と裕也を突き飛ばした。。

「うぇっっ!!」


裕也は、床に倒れこんだ。

「あ。ご、ごめん!!」


慌てて裕也の元へ向かった。


「いって…酷いだろ。人を突き飛ばすなんてよ…」


口を尖らせながらあたしを下から見上げる。


「ご、ごめんね?裕也…てか、千和わ??」


あたしは、部屋を見回す…

けど、千和の姿は見えない。。


「トイレだってよ。」


ゆっくり起き上がる裕也は、あたしを見て


「それすらも聞いてなかったの?」


と、笑った。




カチンッ


ムカつく…