「山崎隼人です。今まで中学校の先生やったけど今年度から高校の先生になりました!宜しく。」

「ッエェェェ!!」
『ッエェェェ!!』

私の声と二人の体育館に響いた…。

二人が私の方を振り向く。
「……っあ。」

「姫希や。久しぶり。」
「…中野姫希。」

…暁と夕陽だった。

「お前らホンマに仲ええのう。そして、前の二人。留年やから俺のクラスやで」

………。頭ん中がごちゃごちゃだ。
整理すると。
1、美里と竹原と同じクラスになれた。
2、中学校の時、担任だった隼人がこの高校にいる。3、それも私の担任。
4、暁と夕陽が留年。
5、それも同じクラス。


頭がおかしくなりそうだ。