「直んないよ…。」

水で髪を濡らしてみても直る気配がない。

「もー!いーや。」

少し寝癖が残っていたけど時間が無かったので急ぐ事にした。


「姫希!」

「ん?」

「いってらっしゃい」

「うん。」