私と先生の秘密の時間

昨日先生から「明日の休みに家に来て欲しい」と連絡があった。
私はあの話かなと思って急いで家に向かった。
いつものようにオートロックを開けてもらい家にお邪魔した。


「先生、藤本さんのことですか?」


私は入ってすぐに先生に聞いた。
先生は私を抱きしめて「嫌な思いをさせてごめんね。」と謝ってきた。
どうも藤本さんは私のところに来る前に先生のところには行ってなかったらしい。
私のところに来た後にすぐ先生のところに行ったみたいだった。


「藤本さんから、先生の大切な人は椎名先輩ですか? と聞かれたよ。椎名先輩は先生と別れたがっていますよ。とも言われた。」


「私そんなこと思ってない!言ってない!」


私は必死に訴えた。


「俺は雪乃がそんなこと言うなんて信じなかったよ。例えそうだったとしても別れる気なんてない。その時はっきり藤本さんには雪乃のことを言った。ごめん。雪乃のことを考えたら言ってはいけなかった。」


先生は申し訳なさと後悔の顔をしていた。


「先生そんなに謝らないで。私ははっきり藤本さんに言ってくれたこと嬉しいよ。だってそれだけ私のことを好きでいてくれてるってことでしょ?」


でも、藤本さんは私たちのこと誰かに話したりしないと思う。
だって話したら先生は学校にいられなくなる。
それは彼女も望んでないと思うから。
ただ諦めるかといえば諦めないと思う。
彼女も真剣に先生のことが好きなのがわかる。
だからといって別れたりしない。
私だって先生のこと大好きだし大切な人だもの。


「私は先生がいてくれれば大丈夫。だから心配しないで。」


「何か言われたらちゃんと話してね。自分一人で抱え込まないでね。」


先生はわたしを抱きしめて心配そうに言った。