私と先生の秘密の時間

私はびっくりしてパッと離れたが、きっと顔が真っ赤だ。
恐る恐る顔を上げると先生と目が合った。


「すみません。」


先生が慌てて謝ってきた。


「こちらこそすみません。ありがとうございました。」


私も慌てて謝って準備室を出ていった。
その後すぐに鈴音に電話して、彼女じゃなかったことを伝えた。
鈴音は「よかったね。頑張ったね。」と言ってくれた。
電話を切った後廊下にしゃがみ込んだ。
さっきの先生の腕強さとか、白衣の感触を思い出してしまって、一人で赤くなってしまっていた。
抱き止められてあんなに近くに先生を感じたのは初めてだった。
ドキドキが止まらない。
先生のことが好きな気持ちがいっぱいになってしまい、心の中に留めておくことができなくなってしまいそう。
嬉しさと恥ずかしさが合わさって、別の意味でどうしたらいいかわからなくなってしまった。
また今日も寝られないかもしれない…。