私と先生の秘密の時間

片瀬先生は教師で、私は生徒だ。
どう頑張っても無理なのに何してるんだろう。
好きになったって報われることはないのに、先輩のときより辛いかもしれない。
でも先生は、私が生徒である限り話を聞いてくれるし優しくしてくれる。
会いに行くこともできる。
そんな風に考えて切なさを紛らわせようとしているのかもしれない。

先生のことが好きだと自覚したら、少しでも先生の目にとまりたくてテストを頑張ったり、特別授業でも積極的に取り組んだり、質問に行ったりしている。
生物が好きなのももちろんあるけれど、先生に会いたいという何とまあ不純な動機が入っているなぁと自分でも呆れてしまう。
先輩のときには、こんなに積極的に行動することなんてなかったのに、まるで自分ではないみたい。