私と先生の秘密の時間

先輩に連絡をして時間を作ってもらった。
屋上にいくと先輩はもう来ていた。
私は先輩の前に行き、目を見て話し始めた。


「先輩、初めて先輩に会って親切にしてもらってから、少しずつ話せるようになってとても嬉しかったです。どんどん先輩に惹かれていって好きになってました。
先輩、大好きです。
先輩に彼女がいることはわかっています。だから、今日で先輩を好きでいることを終わりにします。話を聞いてくれてありがとうございました。」


私は全部言い終わると笑った。
涙は流したくなかった。


「好きになってくれてありがとう。ごめんね…。そしたら俺は先に行くね。」


先輩はドアを開けて出ていった。
これで本当に終わりなんだ。
涙が込み上げてきた。
必死に泣くのを我慢して私は生物準備室に駆け込んでいた。